日本一調整だ!

 ソフトバンク本多雄一内野手(29)が25日、観光大使を務める佐賀・嬉野市で自主トレを公開した。昨年、一昨年とシーズン序盤でつまずいた反省から、今年はオープン戦からの全試合フルイニング出場を志願した。初の打率3割をマークして日本一に貢献した11年もオープン戦全試合出場。切り込み隊長復活へ、開幕前からスタートダッシュにこだわる。

 最初が肝心、いや最初の前が肝心だ。シーズンの全試合フルイニング出場を目標とする本多は「オープン戦からずっと出たい」と熱望した。今年のオープン戦初戦は2月22日西武戦(アイビー)。そこから全19試合のフルイニング出場をぶちあげた。目的は、実戦感覚を早めに養っての開幕ダッシュにある。

 「成績がいい年は出だしが良かった。今年もスタートから納得のいく結果を出したい」

 昨年はWBC日本代表に選出され、4試合出場で2打席だけ。チーム復帰後もオープン戦は4試合しか出場できなかった。実戦不足の影響は大きく、4月は打率1割8分1厘と出遅れた。2年前もオープン戦に2試合欠場し、4月は2割9厘と低迷した。

 一方で日本一に貢献した11年は4月に3割9分3厘と開幕から打ちまくった。この年はオープン戦フル出場しており、本多にとってシーズンで活躍する方程式と言えそうだ。

 今オフの仕上がりは3年前のように順調だ。「WBCを理由にしたくないが、調整を考えると今年の方がいい」。今月上旬のグアムではサッカーJ2横浜FCのFW三浦知良(46)の練習に感動。嬉野自主トレにも瞬発系の「キング・カズメニュー」を導入する。

 マシン打撃では快音を響かせた。途中、右足を早めに上げる1本足打法も披露。左投手対策だった。「左投手の時は右肩が開きやすいので、早めに足を上げてタメを作る」。昨季は右投手に2割9分2厘、対左は2割5分3厘と苦労した。11年は対左に3割2分1厘。左アレルギーの解消も重要な要素となる。

 「今年はオープン戦からアジアシリーズまで二塁を守れたことが良かった、というシーズンにしたい」。3年ぶりの全試合フルイニング出場&60盗塁へ。2月の宮崎からグラウンドに立ち続ける本多の姿が見られそうだ。【大池和幸】