それが島人(しまんちゅ)の戦い~。沖縄出身の中日ドラフト2位又吉克樹投手(23=四国IL・香川)が25日、巨人のイケメン右腕宮国とのご当地投げ合いを熱望した。ナゴヤ球場で行われていた選手会の合同自主トレがこの日、打ち上げ。キャンプに向けて今日26日、故郷でもある沖縄に出発する。1軍キャンプからスタートする期待のサイド右腕は、沖縄で実現したい夢プランを口にした。
「沖縄出身の選手が沖縄で対戦すれば盛り上がりますよね。巨人には宮国がいますもんね」
名古屋では旬な男も、地元ではまだ知名度が低い。年末年始に帰省した際も「又吉さんですよね?」のひと言を耳にすることはなかった。まだ有名人になりきれていないのが現状。確かに高校(西原高)時代は背番号10。控え投手でまったくの無名だった。プロ入りが決まっても、地元メディアが高校時代の資料が残っていないと嘆いていたという。
一方、宮国は県内の高校から巨人入りし、昨季は、開幕投手を務めた「沖縄の星」だ。2学年下だが、又吉にとっては超えるべき存在でもある。
どれぐらい知られているのだろう。名前を売るための絶好の舞台がある。2月中旬には練習試合がスタート。18日に巨人戦(沖縄セルラー那覇)が予定されている。宮国は2軍スタートだが、投げ合う可能性はゼロではない。「キャンプでは地元の人に成長した姿を見せたい」。生まれたこの島の空の下で…。負けられない戦いは、きっとここにあるはずだ。【桝井聡】
◆又吉克樹(またよし・かつき)1990年(平2)11月4日、沖縄県浦添市出身。西原、環太平洋大を経て、13年に四国IL・香川に入団。1年目から最多勝でMVPを獲得した。変則サイドスローから繰り出す最速147キロの直球が武器。家族は両親と兄、弟、祖母。血液型はA型。180センチ、74キロ。右投げ右打ち。



