中日の新大砲候補のアレクシス・ゴメス外野手(35=米独立リーグ)らドミニカ共和国出身の6選手が、26日、中部国際空港着の航空機で来日した。

 新助っ人アンダーソン・エルナンデス内野手(31=メキシカンリーグ)は高橋周に果たし状だ。希望のポジションを問われると「ショート」と即答。今季から遊撃に転向する高橋周と一騎打ちの様相を呈してきた。自身を両打ちの巧打者と分析する一方で「小さいころから守備には自信があるんだ」ときっぱり。守備自慢の助っ人も珍しいが、それだけの自信がうかがえる。獲得にあたった森ヘッドコーチも「守備だけじゃなく足もあるし、打つ自信もあると本人も言っている」と言い切るだけに、周平とのバトルは興味津々だ。

 ニックネームは「メノール」。スペイン語で若造や坊やという意味があるという。「大リーグでは、若い頃から試合に出ていたからそう呼ばれるんだ」。ナショナルズなどメジャーで6年間プレーした経験値にも期待が集まる。母国でのウインターリーグには来日直前の24日まで出場。「神様の力を借りてレギュラーになりたい」と意気込んだ。

 ◆アンダーソン・エルナンデス

 1982年10月30日、ドミニカ共和国サントドミンゴ生まれ。01年タイガースと契約。05年にメッツ傘下に移籍し、同年メジャー昇格。その後4球団でプレー。今季はメキシカンリーグで66試合に出場し、11本塁打、41打点、打率2割9分5厘。家族は夫人と2男。178センチ、87キロ。右投げ両打ち。