母校も俺も勝負の春だ!
救援投手として完全復活を目指す広島永川勝浩投手(33)が26日、廿日市市の大野練習場で行われた合同自主トレに参加した。創部86年目で初甲子園となるセンバツ出場を決めた母校新庄高を発奮材料に、永川勝も勝負をかける。
創部86年目の吉報は、永川勝の心に響いた。広島県北部の学校として、新庄が春夏通じて初の甲子園切符を手にした。「一生懸命やったことで出場権を得た。ご褒美だと思って、ハツラツとやってもらったらいい」と母校の後輩にエールを送った。それは、自らの発奮材料になる。
「甲子園が始まるころにオープン戦もある。新庄とともに、僕自身も結果を残したい」
高校時代は雪のハンディと戦った。今とは違い、室内練習場も専用の寮もなかった。「冬はグラウンドで練習できなかった。バッティングもできず、素振り。ピッチングもできなかった」。それでも、ひたむきに一生懸命練習することを学んだ。努力次第で広島の守護神になれる。自らの足跡は後輩の道しるべになった。
今度は後輩たちから刺激を受ける。故障や不振により、10年を最後にセーブを挙げていない。昨年はシーズン終盤にセットアッパーを務め、復調の兆しを見せた。しかし入団12年目を迎えるベテランはプロが甘い世界でないことを知っている。
「監督が使おうと決めている選手に、僕は入っていないと思う。結果を出さないと、いらないと言われる立場。結果を残して、(2軍に)落とせないようにしないといけない」
実績に甘んじず、競争を勝ち抜く決意を明かした。現在は大野練習場の合同自主トレで体作りに励んでいる。1軍キャンプに入るまでに、ブルペンで投球練習を行う予定だ。
「去年みたいに開幕直後にケガすることなく、細心の注意を払って、練習したい」
守護神復帰が完全復活の最終地点だ。母校の快進撃を願い、永川勝がガムシャラに右腕を振り抜く。【田口真一郎】



