日本ハムの新外国人ルイス・メンドーサ投手(30=ロイヤルズ)が、異色の日本語習得法に乗り出すことを明かした。沖縄・名護での春季キャンプ初日の1日、キャッチボールなどで軽めに調整した。空き時間には熱心に日本語の勉強に励む。「聞いてみようと思うよ」。教材には人気アイドルグループももいろクローバーZやAKB48など日本のアイドルソングを積極的に取り入れる予定だ。

 陽気なメキシカンにテキスト教材は肌に合わないようだ。母国語はスペイン語で大リーグ在籍時に英語を習得。チームメートと積極的にコミュニケーションを取って体得していたという。もともとリラックス法で利用していた音楽鑑賞をフル活用。「気分が上がるのを探しているよ」とポップなアイドル曲が有力候補に挙がっている。

 日本語への関心は上昇中。沖縄の方言にも興味津々だ。「いらっしゃい」などの意味の「めんそーれ」が自らの名前と発音が似ていることに運命を感じている。「縁がある気がするよ」と新たな挑戦にますます意欲的だ。この日は午前練習だけの軽めのメニューを消化。6日にブルペン入りし直球一本でフォームを確認するつもりだ。日本に馴染むためには「変化球」で勝負していく。【田中彩友美】