阪神の新守護神、呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=韓国・サムスン)の新たなニックネームが発覚した。同じ助っ人外国人のメッセンジャーから「マシン」と命名された。ロボットのように走り続け、トレーニングし続けることができるからという。その鍛え上げられた肉体に、昨年チーム最多の196イニングを投げたメッセンジャーも驚いた。

 和田監督も感嘆の声をあげた。こちらは遠投でも力強い球を投げる助っ投に「ぶれないもんな。キャッチボールでもきっちり相手の胸に放れる。あの球道であの距離は見たことないからね」と、舌を巻いた。

 この日は初めて野手も入れた投内連係を見学。バントシフトやサインプレーなど中西投手コーチから説明を受けた。「(バント処理は)そういう状況にあまりならないので、やったことない」とサラリ。韓国時代に実戦でほぼ経験がないのは三振の山を築いていたから。その驚きの投球は、まもなくベールを脱ぐ。【宮崎えり子】