ソフトバンク東浜巨投手(23)が低めに決めた。6日、初のフリー打撃で今宮、吉村に49球を投じ、高めに抜けた球はわずか3球。安打性は3本だった。「しっかりストライクが投げられた。低めは意識して投げました。何も考えない方が制球がよくなっている」。昨年の初フリー登板では4割以上がボール球、5連続ボールもあっただけに、制球力の向上をみせつけた。

 すべてが直球。「どこまで回転がかかっていくか。投げて到達するまでのライン、角度に気をつけている」。外角低めに糸を引くような線をイメージしている。背後では侍ジャパンの小久保監督が熱視線。「気にすることなく投げました。次のWBCなんてまだまだです」と笑うが、確実に2年目の進歩を示している。