先発候補の日本ハム上沢直之投手(20)が、中田封じで開幕1軍へ猛アピールした。6日、沖縄・名護での紅白戦で紅組で先発し、日本の主砲中田を右飛に仕留めるなど2回2安打無失点の快投。「しっかり抑えられて自信につながった」。直球のみで打者8人に真っ向勝負した。雨が降る悪天候の中、3年目の期待の新星が輝きを放った。
力みをプラスに変えた。今キャンプ初実戦で先発に抜てき。栗山監督ら首脳陣をはじめ観衆が見つめる中、自慢の強心臓は縮み上がった。「緊張しないと思っていたんですけど…」。その1回2死三塁のピンチで、いきなり中田を迎えた。「点取られたらアピールにならないので」。狙い通りの外角低めで詰まらせた。中田は「すごくいいボールがきていた。キレがあったね」と白旗を上げたほど。首脳陣から課せられた無失点のノルマをクリアした。
記念日に自ら花を添えた。この日は20歳の誕生日。練習後はファンから好物のグミの菓子を両手いっぱいにもらい、満面の笑みで喜んだ。「甘いものが大好き。まだまだ子供ですよ」。先輩の屋宜には、おちゃめに焼き肉をおねだり。プレッシャーから解放された右腕は、まだあどけないがマウンドでは着実に進化を見せた。【田中彩友美】



