推定飛距離150メートルの破壊弾が、沖縄・宮古島でさく裂した。ソフトバンクからオリックスに加入したウィリー・モー・ペーニャ外野手(32)が7日、宮古島市民球場の三塁と左翼後方の中間にあるブルペン屋根にフリー打撃の打球を4本ぶち当てた。4本目でプラスチックの屋根は力尽き、打球が屋根を突き破ってブルペンに落下。バッテリーを震え上がらせた。

 西とドラフト2位の東明大貴投手(24=富士重工)の投球練習中、破壊音とともに屋根が壊れた。100球を投げ込む予定だった西は70球で切り上げ、東明は「怖かったです」と青ざめた。古久保バッテリーコーチは「ブルペン、壊れてもうたがな…」と屋根をにらんだ。

 フロントが被害状況を確かめるため、続々とブルペン入り。「板を張り付けたらすぐに直せます」と関係者から伝えられたが、中村管理部長は「またすぐに壊しそうだし」と修理には消極的だった。ただ明日9日以降は雨予報。ブルペンの雨漏りを懸念し、結局宮古島市に修理を委託した。

 昨春キャンプで、糸井が右翼後方の林に140メートルの場外弾を打ち込み、石嶺打撃コーチ(当時)を「キカイダーだ」と驚かせた。ペーニャの打球は、キカイダーの敵役ハカイダーばり。森脇監督は「シーズン50本は打ってくれよ」と人造人間ならぬ新大砲のパワーに心を躍らせた。

 ペーニャは破壊を気にしたのか「打ったのはヘルマンだよ」ととぼけたが「何かを壊したのは初めてだ」と白状。「シーズン中にも何かを破壊するような打撃ができればいいね」と、最後に胸を張った。【堀まどか】