阪神西岡剛内野手(29)が右肘炎症のため緊急帰阪した。8日は3日ぶりに沖縄・宜野座キャンプに参加したが、2時間ほどで早退。前日7日も体調不良を理由に休養しており、和田監督は肘の関節炎であると明かした。西岡はそのまま、精密検査するため関西へ戻った。鳥谷らのインフルエンザ感染とゴメスの来日延期に続き、虎キャンプで暗い話題が相次いでいる。
久しぶりに、いい朝に見えた。球場入りのバスには3日ぶりに西岡がいた。インフルエンザに感染していた藤井も戻ってきた。鳥谷と鶴岡はいなくても、負の連鎖は止まった…かと思えた。事態は正午前に動いた。練習本隊に合流せず、トレーニングルームにいた西岡が、そのまま引き揚げた。問いかけには無言で、権田トレーナーとともに早退してしまった。
前日7日は体調不良を理由に宿舎で静養していた。この日の早退も状態が万全でないためと思われたが、和田監督は「体調は大丈夫なんだけど」と言った。理由はさらに重かった。右肘を触りながら明かした。
「肘の関節炎、そっちの方が気になっている感じ。前のクールの最終日ぐらいから気になっていたみたいで。無理させる時期ではないので」
違和感は、キャンプ初の特打を行った5日に感じたようだ。左打席で快音を連発していたその日に異変が起きていた。6日のオフから措置を施してきたが、快方へ向かわなかった。「関西で精密検査する可能性は?」の問いに、和田監督は検査の重要さを説いた。
「いっぺん検査は必要だね。様子を見て、土日も挟むので、いつというピンポイントでは言えないけど、1度しっかり見てもらわないと」
指揮官が決断を明かしたころ、既に西岡は関西へ向かっていた。昨年は膝痛に泣いたが、これまで長引くような肘痛に悩んだことはない。併殺や中継プレーなどで速い送球を必要とする二塁手だけに、症状の程度が気になるところだ。現時点で軽症か、重症かは不明。いずれにしろ、早期発見と早期治療が絶対になる。
虎2年目の今季も気合十分だった。自主トレは米ハワイで走り込むなど順調に消化。先月30日の沖縄入りの際は「去年よりは状態良く(沖縄に)戻って来られている」と話していた。主軸としてキャンプ初日から引っ張り、和田監督も仕上がりの良さに驚いていたほど。余計に残念でショッキングな離脱となった。
4日に新外国人マウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ3A)の来日延期が発表された。5日からは鳥谷、藤井、鶴岡のインフル禍に襲われた。藤井が復帰、ゴメスに来日の見通しが立った日に、まさかの西岡の右肘痛発覚…。暗い話題が止まらない。



