半袖姿の「ヨシボーイ」が開幕1軍を猛アピールした。ソフトバンクのドラフト2位・森唯斗投手(22=三菱自動車倉敷オーシャンズ)が宮崎春季キャンプの9日、シート打撃に初登板。李大浩、松田、柳田ら主力を含む打者8人を1四球のみの無安打に抑えた。直球が自然とスライダー回転する「真っスラ」とカットボールで内角を攻めまくる強気の投球。秋山監督からも高評価を引き出した。
初の実戦形式も堂々のマウンドさばき。1人目の明石には3-2から捕手高谷のサインに2度首を振った。内角直球を要求して投ゴロ。続く4番候補の李大浩にも懐を突いた。「すごい打者と対戦できるので力が入った」と、自己最速タイの146キロで詰まった三ゴロに打ち取った。
千賀に代わって4日に新人一番乗りでA組(1軍)に昇格。投球時に「ヨシッ」と声を出すのが特徴で、工藤公康氏(日刊スポーツ評論家)は視察した際に「ヨシボールならぬヨシボーイ」との愛称をつけた。お笑いコンビ「ザブングル」のボケ担当、加藤歩に似ているとチーム内で評判の右腕は、175センチと小柄ながら体全体を駆使した投げっぷりの良さが持ち味だ。
秋山監督は「今持っている中で結果を求めているからいいんじゃないか」と好印象を持ったようだ。肌寒さにも負けず、社会人時代と同じ半袖で投げきった森は「これからもなるべく半袖で」とスタイル継続を宣言。「アピールできたとは思うが、もっと精度を上げていきたい」と反省も忘れなかった。【大池和幸】



