「トモちゃん」が守護神候補に名乗りを上げた。西武高橋朋己投手(25)が9日、打撃投手で登板し、2年目の金子侑のバット2本を連続でへし折った。「インコースは僕の生命線なので、打者に対しても試したかった」。本番さながらの投球で55球中、安打性の打球は1本のみ。打者との初対戦に圧勝し存在感をアピールした。
1年目の昨季は後半戦から彗星(すいせい)のように現れた。8月15日ソフトバンク戦でデビューし24試合に登板した。特に終盤戦は神懸かり的な活躍を見せ、9月15日ロッテ戦から13試合連続無失点を含む7試合連続ホールド。最終戦ではプロ初勝利もマークした。
ただ、マウンドを降りればキャラクターは一転。チーム内屈指のいじられキャラでオフのトークショーでは伊原監督からも「顔は男っぽいけど、あだ名はトモちゃん」と、きっちりいじられた。いつもニコニコしている高橋だが「(守護神候補として)名前を挙げてもらっているので、外国人から奪いたい。試合数の目標は背番号と同じ43試合です」。語気を強めた一言に、マウンド同様の闘争心が垣間見えた。【為田聡史】
◆西武の守護神事情
昨季の開幕直後は大石が務めたが、安定感を欠き5月中旬以降から中継ぎに配置転換。代わってウィリアムスとサファテのダブルストッパーに切り替えた。終盤戦は両外国人にも疲れが見られ、最後は先発の涌井に託した。今季はクローザー候補としてマイケル・ボウデン投手(28=カブス)を獲得。ウィリアムス、高橋の3投手が守護神候補として名前が挙がっている。



