竜の新名物は「LG砲」だ。キャンプ初のシート打撃で中日エクトル・ルナ内野手(34)、新外国人アレクシス・ゴメス外野手(35=米独立リーグ)が9日、ド派手なアベック弾を放った。ドミニカ共和国のウインター・リーグでクリーンアップを形成していた仲良しコンビが、遠く離れた日本で再結成した。ルナの「L」に、ゴメスの「G」。「LG砲」が攻撃の核になりそうだ。
雨が降る北谷球場にきれいなアーチがかかった。まずは「L砲」だ。ルナが福谷の真ん中に入った4球目直球をフルスイング。最深部左中間の芝生にたたき込んだ。沖縄“第1号”は推定130メートルの特大弾だった。この日は中越えの二塁打も放っており2打数2安打。さすがのバットコントロールだ。
昨季は9本塁打だったが「去年は自分の特長であるヒットを打つことを考えていた。今年はもっと長距離も打てるよ」と言い切る。両膝を痛めて昨季途中に母国に帰国。リハビリの日々を過ごし、下半身を鍛えたことで打撃に必要な尻周りが大きくなったという。まさに「けがの功名」だ。
頭文字「G」のゴメスもパワーでは負けていない。4打席目に若松が投じた外角低めのシュートを腕を伸ばして逆方向へズドン。左越えアーチで持ち味をアピールした。谷繁兼任監督の「変化球を待ちすぎだ」というアドバイスもあり無心でバットを振り抜いた。
気心知れた仲だ。ドミニカ共和国のウインター・リーグで2人が所属する「アギラス」では4番ルナ、5番ゴメスがお決まりだった。ルナは「日本でもそうなるといいね」と4、5番タッグ結成に意欲満々。それを聞いたゴメスも「彼の後ろを打つことが好きなんだ。彼の打撃を見るといろんなことに気づかされる」と呼応した。電化製品でもなければ、ヨーグルトでもない。竜の「LG」はパワフルなドミニカンコンビだ。【桝井聡】



