さあ、初陣だ!
今季から先発に転向する中日5年目岡田俊哉投手(22)が“開幕投手”を任された。谷繁元信兼任監督(43)は今日15日の韓国・KIA戦(沖縄・北谷)の先発に岡田を指名。先発ローテ入りを狙う期待の左腕にとって、注目の対外試合初戦は絶好のアピールの場になる。本格的なサバイバルレースが、いよいよ幕を開ける。
真っさらなマウンドに立つのは「投」のキーマン岡田だ。今季から先発転向が決まっている左腕が14年の先陣を切る。今年初の対外試合。しかも、谷繁兼任監督のタクトに注目が集まる、大事な新体制“開幕戦”。いきなりぶち壊すわけにはいかない。期待の成長株は、そんなプレッシャーを笑顔で押し殺した。
岡田
先発はたまたまですよ。(調整の)順番的にそうだっただけです。今やっていることをしっかりやるだけ。結果も大事。立ち上がりをすんなり入ること、1球目をしっかり入っていけるようにしたい。
笑顔の裏には悩みがのぞく。ブルペンでも必死に不安のタネをかき消していた。試合前日にもかかわらず100球を投じたのだ。「変化球を多めに投げて、どの球種でもストライクを取れるように考えた」。数日前にはフォームのバランスを崩し、1日で300球以上を投げ込んだ。決して好調とは言えない。ただ、結果が出なければ落とされる。
昨季66試合に登板した岡田の「先発転向」が成功するか、失敗に終わるのか。その成否がチームにも大きく影響する。今季はエース吉見の出遅れ確実。大野、カブレラが軸になることは間違いないが、そのカブレラは背中の張りを訴え、この日から2軍調整となった。武藤、井上らも先発に挑戦しているが、未知数の部分は大きい。駒不足の先発を1つでも早く埋めたい。それが首脳陣の本音だろう。
今キャンプは紅白戦がまったくない。理由は、真剣勝負でないと意味がないから。実戦の場に“調整”はない。岡田に結果が求められている。【桝井聡】



