楽天のアンドリュー・ジョーンズ外野手(36)が16日、練習試合サムスン戦でいきなり貫禄の1発を放った。2点を追う3回2死三塁。カウント2ボールからの140キロ直球を左翼席に運ぶ同点2ランだ。打った瞬間アーチと分かる当たりに「今日は簡単に、強くたたくことだけを考えていたよ」と、さらりと答える余裕を見せた。
第1打席はストレートの四球。本塁打の前も2ボールと、最初のストライクを確実に仕留めた。5回には適時打を放ち、2安打3打点の活躍で、今季初の対外試合を勝利に導いた。「本塁打に適時打、結果がついてくるのは、いいね。いいスタートになった」と話した。
来日2年目の今年は、9日の紅白戦から出場している。ノックの後には、メジャーでは経験のない「トンボ」を使ったグラウンド整備も率先して行う。郷に入れば郷に従う-を実践する主砲は「去年はオープン戦に同行できなかったから」と、日本式調整を行うため、早めに仕上げてキャンプインを迎えた。星野監督も「本人が出たいと言うから。3打席は立ちたいと」と、前向きな姿勢を喜んだ。
文字通りの「助っ人」は「田中、マギーと昨年優勝の原動力はいなくなったが、新戦力も入った。私は連覇への1ピースにすぎない」と、2連覇というキーワードも折に触れて口にする。星野監督は、もったいないとばかりに「(本塁打は)シーズンに取っておけと言っておいたよ」と言うが、そんな心配は不要なはず。不動の4番は、今年も健在だ。【金子航】



