ホームランバッターのようにアーチを連発した。楽天藤田一也内野手(31)が16日、沖縄・金武町で打撃練習を行い、柵越えを10本以上放つなど、打撃の好調さをアピールした。「普段は狙わないですけど、練習試合が増えてこういう練習が出来なくなる。体を大きく使うためです」とフルスイングの理由を説明する。
マシンから放たれるカーブをじっくりと引きつけ、真芯でとらえる。隣で打撃練習を行っていたケビン・ユーキリス内野手(34=ヤンキース)と見まがうほど鋭い打球を打ち続けた。13日に久米島キャンプを打ち上げ、練習試合やオープン戦が続く日程で練習量が落ちないように意識した。練習であえて大きな1発を狙うことで、体全体の筋肉を刺激。「縮こまらないように、力強さを出さないとね」といつもと違う打撃に満足そうな表情を浮かべる。
直後に行ったノックでも華麗な守備でファンを魅了した。打球を捕球したグラブを背後に回して、そのままトス。背面キャッチならぬ背面トスで、観客から大きな拍手を浴びた。「基本が何よりも大事です。でも毎日同じことをやったら飽きるじゃないですか。変化を加えながら楽しくやるのが大事です。だからああいうのは基本があってこその技」と話す。変わらないスタイルがあるからこそ、試せる練習。チームを支える選手会長は、打撃も守備も若手の手本となっている。【島根純】



