昨年10月に左肘を手術して2軍調整中の中日大島洋平外野手(28)が16日、術後初実戦で復活をアピールした。練習試合の韓国・LG戦(読谷)に1番中堅で出場。初回に左腕ユン・ジウンの外角真っすぐをとらえて左中間二塁打を放つと、第2打席も同左腕の変化球を技ありで左前に運んだ。落合GMや谷繁監督らが訪れた実戦でマルチ安打。守備も軽快にこなし、強い返球で肘の回復を示した。
「1打席目は逆らわずに打ち返せました。バットの出し方、下半身の使い方、練習でやってきたことができた。三塁もいけると思ったんですが」。間一髪、三塁で憤死した走塁に頭をかいたが、果敢に攻めた走りだった。「2打席目はスライダーだと思うけどああいう打撃ができればヒットも増える。守備も問題ないしいい感じです」。4回裏の二ゴロでお役御免となると、充実の笑みを浮かべた。
だが復活劇場には続きがあった。堂上剛が5回裏の走塁で故障し、外野手が不在に。特別ルールで急きょ大島が呼び戻され、6回表から中堅に就いた。その後の2打席は四球と見逃し三振だったが、佐伯2軍監督は「アクシデントで申し訳ない。でも気持ちを1度切ったのに四球を選んだ。これはさすが」と感服。谷繁監督も「動きはいい」と、病み上がりに見えないハッスルに目を細めた。
コーチ会議で1軍テストを課すことが決定。森ヘッドコーチは「巨人戦に呼ぶよ」と明言。明日18日からの巨人、ヤクルトとの練習試合2連戦で1軍に合流させ、すべて完璧とみなせば昇格させる方針だ。開幕の1番センターは譲らない。背番号8の逆襲が始まった。【松井清員】



