先発の軸に期待される日本ハムの新外国人ルイス・メンドーサ投手(30=ロイヤルズ)が「ダンスマン」への変ぼうプランを明かした。来日初実戦となる今日18日の練習試合、韓国・サムスン戦(名護)を前に、今季公式戦のお立ち台でダンスを披露すると約束。「踊りたいよ!」。191センチ、101キロの巨体でダンシング!?

 夢の実現へ、ついにベールを脱ぐ。

 満面の笑みで仰天構想をぶち上げた。お気に入りのメキシコ発祥のメジャー音楽「バーチャータ」に合わせた振りを考え中。「OH、YEAH!!

 シンプルなステップ系だよ」と早くもノリノリだ。この日もイヤホンで聴きながら球場入りするなど予習はバッチリ。「今シーズンは出来るだけダンスを踊れるように頑張りたいね」。明るさ全開で自身の勝利を盛り上げる。

 陽気なメキシカンらしさはグラウンドでも存在感たっぷりだ。メジャー通算16勝。昨年3月のWBCではメキシコ代表として国際舞台を経験した。先発の核として活躍を求められている。日本への適応力も抜群。今キャンプ中は決め球チェンジアップを再特訓した。「通用するか不安だったから多めに練習したよ」。万全の状態に仕上がった。

 この日はランニングなど体力メニューなど軽めに調整した。実戦は昨年8月から遠ざかっており約半年ぶり。ブランクはあるが「本番と思って臨むよ」と、やる気十分。愛嬌(あいきょう)のある笑顔と親しみやすいキャラクターでチームメートとの距離も縮まっている。最高のパフォーマンスで観衆の笑顔をかっさらう。【田中彩友美】