今年は「足」でもペナントレースを快走する。楽天は17日、沖縄・金武で「ワンバウンドスタート」を練習した。走者一塁と走者一、二塁の2パターンで、投手がワンバウンドを投げ、捕手が前に落としたと判断するや盗塁を試みるもの。狙いは「常に次の塁へ進む意識づけ」だ。捕手が前に落としても、すぐにボールをつかんだ場合は、三盗はもちろん、二盗でもアウトになる。ボールのはじき具合によってスタートするのか止まるのか、判断が大事になる。「頭で分かっていても練習することで意識を高めることができる」と鈴木内野守備走塁コーチは話した。

 走ることで攻撃のパターンが増える。昨季のチーム盗塁数はリーグ最少の62。西武113、日本ハム120の半分程度だ。犠打110もリーグ最少。安打をつなげて得点を重ねてきた。星野監督は今季、走塁面の改善を求めており、その意向が反映されたメニューでもあった。鈴木コーチは「フォーク全盛の今、ワンバウンドは多くなる。『楽天はワンバウンドで走ってくるぞ』と相手に意識づけさせられれば、フォークも高めに来るようになるかもしれない」と波及効果にも期待した。躍動感あふれる攻撃はファンも望むところだ。【金子航】