5万人がついてるぞ~。開幕1軍当確の阪神ドラフト4位梅野隆太郎捕手(22=福岡大)を応援しようと、故郷福岡・那珂川町でパブリックビューイング(PV)プランが持ち上がったことが13日、わかった。虎党だけでなく、地元もルーキー捕手の1軍デビューを待ちわびている。

 キャンプから始まった連日のアピールは母校にも届いていた。中学時代を過ごした那珂川北中の長信宏校長(57)は「もちろん活躍は知っています。(PVを)ぜひできればいいですね。学校というより、町全体で応援しようという感じです」と力を込めた。梅野はドラフト後の昨年11月に同校を訪問。生徒の握手やサインに快く応じた。後輩たちは梅野をヒーローのようなまなざしで見つめる。

 盛り上がりは母校だけにとどまらず、人口約5万人の町全体にも広がっている。ドラフト後には梅野の特集記事が広報誌の1面を飾った。那珂川北中を中心に地域住民が集まり、3月28日の開幕戦を応援-。ソフトバンクのお膝元ながら、そんな異例の試みが実現し、地域が一体となれば、梅野にとっても励みになるはずだ。

 7日からの6連戦では、勝負強い打撃はもちろん、11日にメッセンジャーを好リード。開幕1軍だけでなく、先発マスクを狙う位置まで上がってきた。5月23日、24日にはソフトバンク戦(ヤフオクドーム)が予定されている。1軍定着を果たせば、大応援団の集結も現実的になる。

 今月3日、福岡でのオープン戦を前にした梅野は「緊張もするけれど気持ちが高ぶります」と武者震いしていた。22年間過ごした福岡への何物にも替えがたい愛着。奮闘する梅野には心強い大応援団がついている。

 ◆筑紫郡那珂川町

 福岡市の南西部に位置するベッドタウン。町の南部が福岡市中心部へと流れる那珂川の源流になっている。人口は約5万人で、将来的な市制施行を目指す。出身著名人にロッテ、巨人などで活躍した前田幸長らがいる。