<オープン戦:西武1-1阪神>◇16日◇西武ドーム

 外野の3人目はアメとムチで競争だ。西武熊代聖人外野手(24)が阪神戦の5回2死二塁から先制の左中間二塁打を放った。前日(15日)は犠打を決められなかった上に、バスターエンドランで空振りすると2回の守備から即懲罰交代を受けていた。「取り返したい気持ちはあった。あーいう形で打てて良かった」と笑顔で話した。

 試合前の打撃練習中、伊原監督は熊代を呼んだ。「普通にやったらできるんだから変なことは考えず、おごらずにやりなさい」と語りかけた。そして、この日の試合前もバント練習を重ねる熊代を2番右翼に起用し雪辱の場を与えた。最後はサヨナラ機に空振り三振に倒れても「並の選手とは違う。(力を)持ってるの。また調子に乗るから良かったよ」と笑い飛ばした。

 外野陣は当確の栗山、秋山に続く3人目を熊代、木村、斉藤が激しく争っている。前日は熊代に代えて起用した木村が3打数2安打で結果を出すと、この日は3番一塁で起用。再び2打数1安打の結果を残した。外野争いについて「レベルは高い。し烈だよ。秋山が焦っている」とニヤリ。アメとムチを使い分け、開幕スタメンに向けて狙い通りにハイレベルな競争を演出している。【矢後洋一】