<オープン戦:ソフトバンク10-0巨人>◇16日◇別大興産

 巨人のエース内海哲也投手(31)が開幕前に打ち込まれた。ソフトバンク戦に先発したが、5回11安打8失点。安打製造機の内川に徹底的に痛打された。初回はスライダーを中越え適時二塁打、2回に内角直球を左翼席へ3ラン、4回にチェンジアップを拾われて、左翼へ2ラン。1人に6打点を献上した。「自分の球がとにかく良くなかった。打たれるべくして打たれた。球が高かった。調子が悪かった」と認めるしかなかった。

 ルーキー小林誠司捕手(24=日本生命)とのバッテリーも、あうんの呼吸ではなかった。川口1軍投手総合コーチは「いつもの慎之助(阿部)と違って(配球すべき)いい球が前後していた」と指摘した。抜群の制球と配球で勝負するタイプなだけに、微妙な狂いは大きなやけどにつながる。内海は「誠司のリードに応えられなかった」と責任を負った。小林とのコンビは経験を積む必要がある。

 だが悲観論はない。原監督は「球数は投げられた。うちの大黒柱だから、やってもらわないと困る」と話した。内海も「開幕も近づいて落ち込んでも仕方ない。切り替えていく」と下を向かなかった。開幕投手は菅野が務めることが決定的だが、開幕2カード目の初戦、4月1日DeNA戦の先発へ、内海が揺らぐことはない。【広重竜太郎】