さあ1軍だ!
右足の故障で出遅れていた阪神マウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ3A)が16日、教育リーグ中日戦に「3番一塁」で先発出場。初めて実戦で守備についた。打球は飛んでこなかったが、感覚を確認。試合終了後、関東遠征中の1軍が宿泊する都内ホテルに移動した。今日17日の練習から合流する。
3・28開幕へ、ようやく全てのピースがそろう。貧打にあえぐ1軍に、最後で最大のキーマン、ゴメスが合流する。関東遠征中の1軍は今日17日に練習を行うが、そのメンバーに加わるため、この日都内ホテルに入った。
準備を整えた。3番一塁での先発出場。ファーストミットを持ち守備につくと終始、一塁線から約5メートルほど距離を取った位置で打球を待った。コーチの指示を受け、左打者に対しても同様の守備態勢。打球は飛ばなかったが「5イニング守ったので、感触そのものは問題ない」ときっぱり。ワンバウンドなど、処理が難しい一塁送球もなかったが、捕球で慌てるシーンもなかった。4回無死一塁のケースでは、アウトにできなかったが、挟殺プレーも経験した。投球前に飛び出した一塁走者を刺そうとゴメスが二塁へ送球。センター方向にそれて進塁を許したが、サインプレーや連係を春季キャンプで徹底できなかったことを踏まえれば、いい機会だったとも言える。
打撃では1打席目に中日雄太の136キロ内角直球にバットをへし折られ、浅い中飛。コースを丁寧についてくる中日バッテリーの前に、その後も三ゴロ、右飛と打ち取られ、6回表終了後に退いた。「左ピッチャーを3回見たけれど、しっかり(球を)見られた。変化球も見られたから良かったよ。まだ6打席だからね」。開幕へギリギリのタイミングで、もう立ち止まれない。状態を伝え聞いた和田監督も「(オーダーの)形自体も開幕に近いし、(ゴメスが)入ったときの流れなんかを見ておかないといけない」と、依然として高い期待を寄せている。
右膝にアイシングを施して、球場を後にしたゴメスだが、異常がなければ、明日18日の練習試合ヤクルト戦(神宮、非公開)に出場する予定。開幕までの実戦は、2軍戦を含め最大9試合。さあ総仕上げの段階だ。【松本航】



