巨人が「センター試験」を実施する。今日18日の西武戦(西武ドーム)から松本哲也外野手(29)が1軍昇格することが17日、決まった。開幕2週間を切り、2番とセンターのレギュラーが不在。最終候補者として実績のある松本哲を加え、橋本、藤村との三つどもえで残り5戦から原監督が合否を決断する。
2番センターの「赤門」をくぐるための最終テストだ。開幕まで残り5戦。原監督は最終候補者の中に松本哲の名前を加えた。「(18日の)西武戦から松本を上げる。長野がライトにいて、センターに同じ守備力の人がいれば守備の面で大きい」。橋本、藤村との三つどもえの構図を描いた。
松本哲は宮崎キャンプは1軍スタートだったが、課題の打撃で結果が出せず沖縄キャンプ途中で2軍降格。だが2軍では24打数9安打、打率3割7分5厘と好調だ。前日16日のイースタン・リーグ西武戦でも2安打。「状態はいいと思いますが、とにかく自分は、結果にこだわらないといけない立場。呼んでいただいたチャンスに応えなくては」。ゴールデングラブ賞受賞歴のある守備力は球界屈指で、最難関のテストをクリアする可能性は高い。
追い込みを許すつもりはない。橋本は1軍の座をここまで死守し、打率2割9分6厘。強肩は存分にアピールしている。「松本さん、上がってくるんですね。でも誰かとの戦いではない。結局は自分との戦い。積極的に、失敗を恐れないように攻めていけるかどうかです」と思いを強くした。
内野専門だった藤村は12日ロッテ戦から中堅手での起用が続いている。抜てきした原監督は内野から外野へのコンバートが成功した中日時代の福留を例に挙げ「ピンチはチャンスなんだ」と奮起を促した。開幕までカウントダウンは始まっている。左の代打として石井も1軍昇格させ、準備は最終段階。「やっぱりプロ野球はレギュラーでないと意味がない」と三つどもえからの最終合格者の誕生に期待した。【広重竜太郎】




