14年版超ベストオーダーで、負の連鎖を一撃で断ち切る!
阪神の新外国人マウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ3A)が17日、神宮での練習で1軍に再合流した。1軍デビューとなる今日18日の練習試合ヤクルト戦では「4番一塁」が濃厚。主砲が収まることで新井の三塁や今成の外野起用も視野に入れる。貧打にあえぐ和田阪神が10日後に迫る開幕へ、ベストを超えたオーダーで激変を狙う。
神宮の青空を何度も見上げた。ゴメスが1軍再合流の祝砲とばかりに、アーチを連発した。新井と並んだフリー打撃では、ポンポンと青いスタンドへぶち込んでいく。2スイング目にセンターへ運ぶと、18スイングでバックスクリーン、4スイング後には左中間スタンド最上段まで飛ばした。ツボにはまれば、飛距離は桁外れ。49スイングで11本の柵越えに「いい感じ」と満足げだった。
1軍デビューは「4番一塁」が濃厚になった。昨季も、そして今オープン戦も得点力不足に泣く阪神にとって、待望の主砲合流だ。長女の誕生で2月10日に来日し、キャンプでは体調不良と右足の張りを訴えた。2度の実戦回避から15日の教育リーグ中日戦でようやく初実戦。待ちに待った、この瞬間だった。打撃練習中は首脳だけでなく、同僚の手もストップ。マートンは練習後に熱心にアドバイスを送るほど親身だった。
和田監督は「広角に打てるし、あとはゲームの中で解消するだけ。見て、打って、それを数こなさないと。ゴメスだけじゃなく、全員が毎試合出るわけじゃない。(開幕オーダーは)本当に最後の3試合になる」と言った。最大のピースが最後に埋まった。軸が定まれば、いよいよシーズンでの戦いを見据える。
黒田ヘッドコーチは「いろいろ変わるから楽しみに」とニヤリとした。好調なライバル新井はこの日も三塁でノックを受けた。三塁挑戦中の今成は、昨季主に守った外野もできる。オーダー固定は21日からのオリックス3連戦を予定する。指名打者の有効活用も含め、一塁ゴメスに伴うさまざまなプランを実行する最初で最後の時期ともいえる。
和田監督は「それが一番。個人差もあるけど、ちょっと上がってきている。ここにきてジタバタするもんじゃないし、やっていることを継続していくしかない」と打線の復調が最優先だと力を込めた。オープン戦は12球団最低打率の貧打で、1勝8敗3分けと波に乗れない。ヤクルト戦では、背中の張りで3試合連続欠場中の鳥谷も復帰する予定。打てない、勝てないは、もうおしまい。大砲ゴメスの爆発力を中心に、ベストを超越した攻撃的オーダーで、深い眠りから一発で目覚める。【近間康隆】



