阪神藤浪晋太郎投手(19)が“省エネ投法”で勝ちにいく。今日18日、ヤクルトとの練習試合で登板を予定。オープン戦時期に3度目の先発で、試合をつくるため球数をコントロールするテーマを掲げた。勝ち星も、完投数も、上を目指す今シーズンの重要な要素の1つ。シーズン初戦となる4月1日の中日戦(京セラドーム大阪)に向け、怪物右腕が新たな一面をみせる。
開幕へ向けて準備できる試合もあとわずか。藤浪はヤクルト戦のテーマの1つに「球数」を掲げた。前回8日の日本ハム戦では5回101球で降板した。今回は100球を超えた程度が交代の目安となりそうだが、そこまでにいかに長いイニングを投げるか。
「もともと球数が多いタイプなんで、できるだけ少ないに越したことはないですね」
5失点した日本ハム戦では制球に苦しんだり、ファウルで粘られたりした影響もあった。勝利を確実にものにするためには球数を制御する必要があると考えている。力で打者にぶつかり、バッタ、バッタと三振を奪うのが藤浪のスタイルだが、それだけではない一面も“引き出し”に加えていくようだ。
「シーズンを通して少なくできるようにしたい。(ファウルは)打者の技術なんで、簡単に打ち取る場面とか、引き出しを増やしていければいいと思います。配球の問題とか、コントロールとか、そういうところだと思います」
先発投手が長くマウンドに立っていれば、それだけ勝利の確率は高くなる。シーズンを通して考えれば勝ち星が増えることにつながる。今回のヤクルト戦でも最大の目的を「結果」と位置づける。そのための方法論が“省エネ”だ。ストライク先行で追い込んでいけるか。早いカウントからいかに勝負球を操るか。2年目の少し“大人”になった藤浪が見られるかもしれない。
17日は鳴尾浜のブルペンで調整した。威力のあるストレートを右打者の外角、左打者の内角へと決めた。前回登板では9安打のうち8本を左打者に浴びた。昨オフから左足のインステップを修正した狙いの1つは、左打者の懐へ投げ込むこと。対左打者も見どころの1つとなりそうだ。
勝利を追求する上で、どんな投球を見せるか。和田阪神にとっても、重要な登板となりそうだ。【鈴木忠平】



