<オープン戦:ロッテ3-4阪神>◇19日◇QVCマリン
阪神新井良太内野手(30)が三塁のレギュラー争いで1歩も譲らない。1点リードの4回に、持ち前のパンチ力を発揮。1死一、二塁でロッテの左腕藤岡の3球目、足元のスライダーを豪快にすくい上げ、左中間を割る2点適時二塁打を放った。
勝利の立役者になったが表情を緩めずに「チャンスで2点目も3点目も入りました。得点圏だったので良かった」と振り返った。2月キャンプから今成と三塁の定位置を競う。3月28日、開幕戦のスタメンこそ今成が決定的だが、新井良も負けじと結果を残し、首脳陣も好印象。ともに打撃に秀でた長所を生かすため、新たにツープラトン制の導入が浮上した。
相手先発の左右で、右打ちの良太と左打ちの今成を併用する策だ。黒田ヘッドコーチは「これから考えないといけない。今日は成功したからな」と否定しなかった。この日のフリー打撃ではノーステップに近い動作でスイング。前日18日の練習試合ヤクルト戦でアーチを放っても甘んじず、理想の間合いを追求し、試行錯誤を重ねている。
開幕スタメンを譲っても闘志は燃えさかる一方だ。「いつ出てもいいように準備をするだけ」。昨季、対左投手は打率2割5分4厘にとどまるが、ブレークした12年には3割3分9厘。巨人内海、杉内や中日大野、ヤクルト石川ら実力者が並ぶ。サウスポーよ、いざ勝負だ!【酒井俊作】



