<オープン戦:中日0-3楽天>◇22日◇ナゴヤドーム
ジョーカーの1軍スタンバイは完了だ。現役最年長の中日山本昌投手(48)が、今季初の1軍戦登板で2回を0封した。楽天戦の4回から登板。2イニングとも走者を出したが、新球カットボールも上々だった。今季実戦を3試合8回無失点とした熟練の技を谷繁兼任監督も高評価。31年目の開幕は2軍で迎えるが、いつでも参戦OKだ。
31年目の大ベテランでも、初の1軍登板は心臓バクバクなのだろう。山本昌が4回からマウンドに上がったが、いきなり四球と投ゴロの捕球ミス(記録はヒット)。重盗も決められ、1死二、三塁のピンチを背負った。だが、聖沢を宝刀スクリューで三振に仕留めると、岡島は左飛。5回は新球カットボールも駆使して0でまとめた。貫禄の2回1安打で14年は3試合8イニング無失点。充実の汗だ。
山本昌
少し冷静さを欠いてました(笑い)。でも真っすぐも変化球もキレは悪くない。カットボールで銀次から空振り三振も取れたし、武器になりますね。
開幕ローテは大野、カブレラ、川上、山井、岡田、山内の6人が有力。キャンプから2軍調整を続け、実戦数の少ない山本昌は開幕を2軍で迎える。だが首脳陣の期待は一角が崩れた時に緊急出動する第7の男だ。その“ジョーカー”は期待通りか。「1度見たい」という森ヘッドらの意向で、1試合限定の1軍登板が実現。大事な舞台でバントの三塁封殺も決めるなど、スタンバイ完了を示した。
谷繁監督
(バント処理は)おじいさんが野球やってるわけじゃないんで(笑い)。今年49ですか?
その年齢でも(新球を)追求する姿勢はいいし、体調を崩さずやってもらえれば。
評価を高めたレジェンドは2軍にUターンし、その時に備える。本人も役割を自覚し心新たにしていた。
山本昌
開幕を目指してきましたがいろんな事情がある。でも1度ドームで投げたのは大きい。呼ばれた時にスッと入っていける。
1勝で最年長勝利を飾る新伝説シーズンはジョーカーで開幕。救い投げで球史に名を刻む。【松井清員】



