巨人関係者がキューバに渡り、同国の野球リーグを視察していることが24日、分かった。中南米を拠点としている球界関係者が明かした。キューバ政府は昨年9月、自国の選手が他国でプレーすることを公式に認めた。国内リーグは4月に終了するため、その後、世界の野球に大きな転換期が訪れる可能性が十分ある。選手補強の枠を超え、球団創設80周年を迎えるパイオニアが、水面下で準備する。
巨人が「赤い稲妻」をチェックしている。キューバ野球の事情に明るい中南米の関係者は、巨人の視察を認めた上で「キューバは、自国のトップ選手が国外でプレーすることを認める可能性が高い」と話し、デスパイネ、グリエル、セペダ、トマスら、WBCで活躍し日本にもなじみ深い強打者の名前を候補に挙げた。
59年のキューバ革命以降、キューバ選手が他国でプレーすることは禁止されてきた。しかし昨年9月、政府管轄のもと、期限を設けるなどの制約をつける形で、移籍を認めることになった。同国リーグは原則、12月に開幕し4月に終了する。順調に調整が進めば、最短で5月から日本でのプレーが可能となる。
チームには今、ロペス、マシソン、アンダーソン、セドンの4外国人選手が在籍。調整は順調で、日本一奪回を目指すチームの構想にガッチリ入っている。デスパイネら強打者を早急に補強する必要性は、補強ポイントと照らし合わせても、高くはない。開幕目前の視察は、単なる選手補強が主目的ではないとみられる。正式なGOサインが出たとき、日本とキューバ両国の野球界にとってベストの選択ができるよう、情報を収集している可能性が高い。球界の盟主として大きな視野を持ち、情勢を注視する。




