<阪神2-1巨人>◇13日◇甲子園
巨人が甲子園で阪神に3連敗して3位に転落した。阪神榎田に7回まで1得点。この3連戦で、2点しか奪えなかった。原辰徳監督(55)は「接戦をモノにできていない。ここ、という場面での執念が課題。(シーズンの)早い段階で出ているので。次ですね」と話した。
開幕3戦目に3回KOした榎田から、わずか5安打だった。前日も、開幕戦で10得点した能見に完封を許した。川相昌弘ヘッドコーチ(49)は「状態が良かったピッチャーに対して、対応できなかった」と言った。いくら調子が良かったとはいえ、2週間前にボコボコにした相手に、こうもやり返されるのは、なぜなのか?
キャッチャーが違った。かつての同僚・鶴岡だった。開幕カードは榎田-藤井のバッテリーだった。鶴岡は直球を軸球に選択した。特に3回まで多投させ、直球のイメージをすり込ませ、その上でチェンジアップなどの変化球をまぶした。3月30日、巨人打線が榎田から放った7安打中、実に6本が変化球だった。技巧派の左腕に本格派の色を濃く出され、面食らった。阪神の抑え呉昇桓は逆に、技巧派への華麗なる転身を果たしていた。同点の9回、2番から3者凡退だった。16球中「石直球」は6球。変化球を散らされた。
前日の能見も、開幕戦の清水から藤井に代わり、反応を探られて同じ球種を徹底された。川相ヘッドの「対応」は、捕手への対応も指す。阿部は「僕らが打破するしかない」と言った。今はジャブを打ち合っている段階。今後の教材を得た3連敗にする。【宮下敬至】



