<阪神2-1巨人>◇13日◇甲子園
阪神新井良太内野手(30)が打って、守って、送って、当たって(?)勝利に貢献した。前日のお立ち台で能見が宣言した通り、この日も相手が右投手にもかかわらず、スタメン出場した。第1打席、巨人大竹から、いきなり腹部に死球を食らったが、ハッスルプレーは健在だった。
まずは守備で見せた。3回、1死一塁から大竹のバントに対して猛然とダッシュすると、榎田の前でボールを捕球し、難しい体勢から二塁へ。併殺にしとめて相手の流れを止めた。
「気持ちしかない場面。できることをしっかりやる。自分らしく守るということ。チャージしていたし、狙っていました」
さらに5回無死二塁、追い込まれてからファウルで粘り、最後は走者を進める右打ち。これが一塁ロペスの野選を誘って、一、三塁とチャンス拡大。福留の先制犠飛へとつながった。
「(走者が)二塁にいて追い込まれていましたから何をやるかというと進塁打だった」
7回無死一塁ではきっちりと犠打を決めた。9回にはマシソンから中前打を放って、チャンスを拡大した。前を打つ5番マートンはこの日も2安打して打率5割ジャストに乗せただけに、ポイントになる6番として存在感を示した。
前日の第2戦は1発を含む猛打賞で、派手にヒーローとなったが、この日は好守備、進塁打、犠打と“黒子”に徹して、チームの勝利に貢献した。新井良のプレーが今の猛虎の勢いを物語っていた。【鈴木忠平】



