<オリックス4-1楽天>◇27日◇ほっともっと神戸
オリックスに勝てない。楽天は今季3度目の3連敗で、借金が今季最多の2に増えた。順位は4位に後退した。オリックスには、これで開幕から6戦全敗だ。昨季は16勝7敗1分けとかもにした相手に、反対にやられている。この日も、打線が4安打1得点のみと低調。先発した辛島航投手(23)は少ない援護で踏ん張れなかった。
敵地を去る星野仙一監督(67)は、自虐的に振り返るしかなかった。チームバスに乗り込む直前、「連休に入りました」と苦笑いを浮かべた。世間ではゴールデンウイークが始まる。皮肉にも、昨季日本一の楽天も“お休み状態”に入ってしまった。
なぜ、オリックスに勝てなくなったのか。5戦全敗で迎えた試合前、仁村チーフコーチは「やったり、やられたりだから。ただ、投手も野手も、だいぶ研究されている。打者は、それぞれの弱点を突かれている」と分析した。あらゆるデータを駆使し、ぶつかりあうのがプロの世界。昨季の結果を受け、オリックスが楽天攻略の道を探ってきたのは当然のことだった。
この3連戦では適時打が1本も出ず、計5点(0点→4点→1点)しか取れなかった。第1戦は金子に1安打完封を許した。第2戦では4点を挙げたとはいえ、7回のジョーンズの3ランは大量リードを許してからのもの。そして、この日は初対戦となったルーキー吉田一にやられた。特に、ジョーンズは3三振。2打席は走者のいる場面だった。1本でも打っていれば、試合展開が変わった可能性が高い。「(吉田一の前回登板である)西武戦では直球が多い印象だったが、今日は変化球が多かった。印象と違った」と素直に認めた。データと違う攻めに対応できなかった。
4番に座るジョーンズが打率1割台では苦しい。しかも、5番ユーキリスが左かかと痛で戦列を離れた。打開策はないのか。銀次は「確かに、オリックスは去年より内角を攻めてくる。でも、ボール球なら振らなければいい。そうすれば四球になる。単純なことです」と言った。その言葉どおり、1回の第1打席で内角のボール球を見極め四球を選んだ。相手の攻め方が、どんなに変わろうと、好球必打の鉄則は変わらない。やるか、やられるか。来月13日からの仙台3連戦で、やり返す。【古川真弥】



