<ソフトバンク7-1西武>◇11日◇ヤフオクドーム

 Mr.サンデーがまた打った。ソフトバンク松田宣浩内野手(30)が10号3ランで連勝を呼び込んだ。同点の6回無死一、二塁。西武菊池の直球を強振し、左翼席へ届けた。日曜日は27打数12安打7打点、打率4割4分4厘とめっぽう強い。その秘密を「次の日が休みだからです」と笑った。休み前にはじける?

 サラリーマンと心境は同じ。おまけに「タカガールデー」で客席は自分のラッキーカラーと同じピンク色。主役は女性でも、祭り好きな松田は「ヒーローになって最高」とはしゃいだ。

 狙いの直球を8キロの上方修正で仕留めた。「前の打席で久々に内角真っすぐで詰まらされ、凡打だったので。140キロの設定を148キロにしました」。4回無死満塁では菊池の内角直球に詰まって三ゴロ。予想以上に切れる直球にほんの少し始動のタイミングを早めて対応。持ち味の弾丸ライナーではなく、珍しく頂点の高いアーチとなった。

 5月の9試合で4本を数え、自己最速36試合目で10本塁打に到達した。年間40発ペースにも「本塁打を打つ打者ではない」と流し、「前をすごい打者が打つし、置いていかれないように。6番はやりがいがあるし、打点が大事です」とこだわりをみせた。内川、李大浩、長谷川の後ろを打つ6番で、チーム最多26打点と有言実行している。

 秋山監督は「点が取れそうで取れないところで1発の力は大きい」と一振りを絶賛した。相手投手にとって息の抜きどころのない打線で、今季最多の貯金11。じわじわとライバル球団を引き離していく。【押谷謙爾】