<楽天1-4広島>◇1日◇コボスタ宮城
チャンスで1本が出なかった。楽天が、またまた連勝を逃した。2度の満塁機に無得点だったことが響き、1点しか奪えず広島に敗れた。前日のサヨナラ勝ちの勢いを生かせず、4月19日を最後に遠のく連勝は、ならなかった。借金は再び今季最タイの9となった。
惜しかった。1-1の2回1死満塁。楽天藤田一也内野手(31)は広島バリントンの甘い球を捉えた。高めに浮いたチェンジアップに「狙い球を打てた」。だが、打球は遊撃梵の正面を突いた。併殺打で勝ち越せなかった。
もう1つの満塁機は、3点を追う8回1死満塁だ。ここで、前日にサヨナラ3ランを放ったアンドリュー・ジョーンズ外野手(37)が登場。場は一気に熱くなった。2球で追い込まれたが、そこから低めのフォークに手を出さず、フルカウントまで持ち込んだ。しかし、最後は外角低めの直球に見逃し三振。ボールでもおかしくないギリギリのところだった。次打者のボウカーは甘い球を打ち損じての一飛。チャンスを逸した。
打球方向や判定など、楽天にしてみれば不運もあった。それでも、2度の満塁機に無得点。1点しか奪えずに敗れた。佐藤監督代行は「あと1本なんだけどね」と嘆いた。同代行が心配していたとおりの結果だ。なぜか、勝った次の試合に得点が入らない。最後に連勝した4月19日以降、勝利翌日の負け試合は、12試合で計15得点にとどまる。1試合平均1・25点。これでは、勝つのは難しい。勝っても、翌日に打線の勢いが続かない。
希望はある。個々に粘りが出てきた。8回は、無死二塁で藤田が9球粘り右前打。1死一、三塁では、岡島が8球目で四球を選んだ。平石打撃コーチは「つながりや粘りは出てきた。ただ、ラスト1本がない。きれいな形じゃなくても、1点入れば違う。攻め続ければ流れは来る。悲観的にはならず、自信を持って行くしかない」と言った。田代打撃コーチも「1度、連勝すると、流れに乗れると思う」と期待した。前日から組む「1番藤田」から始まる新打線で、チャンスメークまではできている。あとは、1本を打つ人が欲しい。壁をぶち破る“救世主”が待たれる。【古川真弥】



