打撃不振の阪神大和外野手(26)が、西岡剛内野手(29)に一喝された。楽天戦が行われた仙台から大阪へと戻った5日、野手は休養日となったが、大和は甲子園室内練習場で打撃練習を敢行。そこへ故障から復帰途上の西岡がやってきた。今年1月、合同自主トレを行った先輩から厳しい言葉があったという。
「『自分が自主トレに連れて行ったのに、こんな成績で恥ずかしい』と言われました。試合でヒットを打てと」
大和は練習を終えると、西岡とのやりとりを苦笑いで明かした。現在、打率は2割2分5厘。開幕直後は絶好調だったものの、5月に入って急降下した。お互いに飛躍を期して、後輩を自主トレに誘った西岡としては成績を残してもらわないと“メンツ”に関わるというわけだ。
大和は詳細を明かさなかったが、後輩思いの西岡だけに活を入れる一方、今後に向けた技術的アドバイスもあったはずだ。前日の楽天戦では16試合ぶりにマルチ安打をマーク。復調のきっかけは見えてきた。それが先輩の一喝で本物になるのか。
「大和よりは打てますよ」
自分のメニューを終えた西岡は自身の状態を問われると、そう言い残してクラブハウスへと消えた。ぶっきらぼうな言葉の裏に、大和への叱咤(しった)激励の気持ちがあふれていた。
きょう6日はパ・リーグ首位のオリックス戦。しかも先発は前回、巨人戦で9回無安打投球をした金子だ。2番として打線をつなぐ男の働きは欠かせない。【鈴木忠平】
▼大和は交流戦12試合で打率1割6分7厘(36打数6安打)で、交流戦の規定打席到達69人中63位と不振。5月25日ロッテ戦第4打席から6月3日楽天戦第2打席まで、21打席ノーヒットと苦しんだ。この間5月31日の日本ハム戦では、今季初のスタメン落ちも経験している。



