ソフトバンク摂津正投手(32)がセ界制覇をかけ、明日12日の中日戦に先発する。中日戦は09、10年の中継ぎ時代に6試合登板があるが、先発転向後は登板がない。まだ未勝利だ。セ・リーグ全球団からの勝ち星ゲットのチャンスを前に、この日は雁の巣球場で調整。ブルペンで約80球投げ込んだ。

 右肩筋疲労からの復帰戦となった前回4日の巨人戦から中7日での登板。「(間隔が)1日多いし、少し状態が上がればいい」と球数を多めに調整した。

 巨人戦では5回を108球で4失点に抑え、巨人から初星を奪った。この勢いで一気にセ界を制覇する。

 交流戦首位と5位中日との対決とはいえ、その差はわずか0・5差。「いい打者が多いし、調子いいし気をつけないとですね」と警戒する。「肩も大丈夫だと思います」。もう故障明けの不安もない。

 公式戦では未勝利の中日だが、実は11年日本シリーズでは第3戦に先発として1勝している。第7戦には最後の打者1人を締めて胴上げ投手にもなった。

 また、12日はヤフオクドームの屋根が開けられての試合になる。風が舞う普段と違う条件となるが、昨年も屋根が開いた6月13日ヤクルト戦で6回0/3、4失点で勝っており問題ない。しかも、この日は交流戦優勝を決めた試合だった。

 交流戦に入り打線の援護もあり帆足が完投、スタンリッジが完封と先発陣も調子を戻している。その中でエースが完全復調し、混戦の交流戦を連覇する。【石橋隆雄】

 ◆ソフトバンク投手のセ界制覇

 摂津が中日戦に勝利すれば先発転向4年で、セ・リーグ6球団から勝利。ソフトバンク在籍時だけでセ全球団からの勝利は2年で達成した斉藤、3年で達成の和田(現カブス傘下3Aアイオワ)以来3人目となる。斉藤は05年から交流戦無傷の8連勝で到達し、パ・リーグ1号となった。