<西武7-0広島>◇13日◇西武ドーム
西武中村剛也内野手(30)がハイペースな本塁打記録を作った。2点リードの6回無死一、二塁から、左翼席上段に飛び込む特大3ランは、通算250号のメモリアル弾。995試合目でソフトバンク王会長には1試合遅れたものの、元巨人の松井秀喜氏を上回る歴代9位のスピード到達だ。ただ、「ここ最近チャンスでことごとくゲッツーになってしまい、心が折れていました」と告白した。1回1死一、二塁の先制機で、3試合連続の併殺打に倒れていた。
それでも田辺徳雄監督代行(48)は意に介さない。「併殺が続こうがホームランバッターです。そのための4番を任せている。信じて4番を張らせます」と言い切った。2軍打撃コーチに就任した1年目の02年に新人だったのが中村だ。苦手の内角高めを打てるようにと球団から頼まれたが、あえていじらなかった。良い部分をつぶしたくなかった。
その1年目の宇都宮遠征では、人見知りで引っ込み思案な中村をギョーザに誘った。「持っているものは、もともと素晴らしい。長所を伸ばすことが先決だった」。それから12年。長所は大きな武器になった。今度は中村が、バットで恩師に勝利を贈り続ける番だ。【矢後洋一】
▼中村が広島4回戦の6回、中崎から今季12号を放ってプロ野球59人目の通算250本塁打を達成した。初本塁打は04年7月24日の近鉄18回戦(西武ドーム)で山村から。出場995試合での到達は王(巨人)より1試合遅かったものの、松井(巨人)を抜いて歴代9位のスピード記録だ。交流戦は今季トップの8本目となり、通算でも最多の59本。リーグ戦の中村は4・2試合に1本ペース(795試合で191本)だが、交流戦では3・4試合に1本(200試合で59本)。交流戦でペースアップしてスピード10傑入りした。



