マエケンから白星も、技術も盗む!
楽天松井裕樹投手(18)が16日、マツダスタジアムで練習を行った。先発復帰する19日の広島戦へ向け、気合十分でグラウンドに現れた。だが、報道陣の一言で一瞬固まった。相手エース前田が先発予定と聞かされると「本当ですか!
初戦(18日)じゃないんですか…?」と目を丸くした。
だが、ドキドキはすぐにワクワクへと変わった。高校時代に第3回WBCで力投する前田の姿をテレビの前で食い入るように見つめた。それだけに「同じマウンドで投げられるので、マウンドから盗めることもある。何か吸収できれば」と目を輝かせた。
特に注目するのは「足跡」だという。ファームでは酒井2軍チーフ投手コーチから「マウンドを美しく使え」という指示を受けていた。投球時、振り上げた右足が着地する場所がバラバラであったため、スパイクの跡が散乱。一定のフォームで投げられず、制球が安定しない原因だった。マウンドの乱れは制球の乱れ。沢村賞も受賞した球界を代表するエースの足元を見て、成長するヒントをつかむと意気込んだ。
もちろん、初勝利も貪欲に求めていく。4月23日以来の先発で勝ち星を早く欲しいかと聞かれると「もちろん、そうです。下でやってきたことをしっかりと出したい」と力を込めた。目の前に立ちはだかるのは大きな壁。2軍で取り組んだ成長の足跡を見せつけ、勝利をつかむ。【島根純】



