<阪神4-3日本ハム>◇17日◇甲子園
劇勝とともに記念星が転がり込んできた。阪神6番手の2年目右腕、金田和之投手(23)がプロ初勝利を手にした。延長12回、ベテラン救援陣がつないできたバトンをしっかり締めると、その裏にサヨナラ勝ち。「まだもらってませんけど、両親にあげたいです」とウイニングボールを心待ちにした。外野を転々とした記念球のもとへ、球場職員が必死になって駆け付けていた。逃げ場のない白球は、無事に手元に届いただろうか。
飛躍の2年目だ。昨秋のキャンプからテンポの良さとクセ球で頭角を現し、今季開幕の3月28日巨人戦でプロ初登板。劣勢の中で結果を残し、ここにきて勝敗を左右する場面を任され始めている。19試合目の登板は、左の加藤に代わり、右の3番大引と対戦。フォークやスライダーを駆使して三ゴロに打ち取った。
「気持ちで負けないように。緊迫した場面を任せてもらって結果が出て良かった。次の登板につながると思います」。駒不足が嘆かれた中継ぎ陣で、虎の「カネやん」が頼もしさを増してきた。
◆金田和之(かねだ・かずゆき)1990年(平2)9月18日、鹿児島県生まれ。都城商-大院大。関西6大学リーグで6試合連続完封。12年ドラフト5位。1年目は1軍昇格するも登板なく、2軍で17試合1勝4敗、防御率3・68。184センチ、81キロ。右投げ右打ち。推定年俸720万円。



