<楽天7-4ロッテ>◇13日◇コボスタ宮城
楽天の新4番の打球は詰まりながら中前に飛んだ。1回無死満塁。ザック・ラッツ内野手(28)がロッテ涌井から先制の2点打を放った。勢いづいた打線は、2回までに6得点。5回以降で投手陣が4点を失っただけに、大きかった。
大久保監督代行の決断があった。「3番ジョーンズ&4番ラッツ」だ。来日2年目のジョーンズは、昨季から出場した試合は全て4番だった。メジャー通算434本塁打。代わりが利かないはずの大黒柱を、ついに指定席から外した。
大久保監督代行
打率2割2分は4番としては厳しい数字。だが、出塁率は良いし、3番なら初回から1発があると相手にプレッシャーを与えられる。
熟慮していた。今カード初戦の11日。クラブハウスにスコアラー陣とこもった。グラウンドに現れたのは、練習開始から1時間近くたってから。「作戦は詳しくは言えない」と言ったが、データを手に、この日も涌井を崩すプランを練った。打率は低いが選球眼の良いジョーンズを3番に置き好機を広げる。好調のラッツ、銀次でかえす。1回は無死一、三塁でジョーンズが死球。ラッツ、銀次が適時打。狙い的中だった。
大久保監督代行は「ジョーンズは6番もある。走者をためて本塁打の威圧感が出る。星野監督が帰ってきた時、いろんなパターンを考えておきたい。首位なら4番を固めても、最下位。いろんなトライをしないと」と熱っぽく語った。就任4カード目で初の勝ち越し。固定観念を超えた先に、手応えを得た。【古川真弥】



