<巨人4-6阪神>◇13日◇東京ドーム
左すねに痛みを抱えながらやり返した。阪神マウロ・ゴメス内野手(29)が意地のマルチ安打だ。前日12日に当てた自打球の影響で、まだ全力疾走はできない。それでもノーヒットだった前夜のリベンジをバットで果たした。
「多少痛みはあるけれど、今日こういう形でプレーできたので良かった」
2回、先頭で巨人先発沢村から左翼線を破る二塁打を放った。一塁を回ると、もたつきながら、なんとか二塁にたどり着いた。4回にも1死一塁から中前打を放ち、反撃の好機を拡大した。前日の4回に自打球を左すねに当ててからは、新井貴に借りた白色の打撃用レガーズを装着。「(沢村は)いいピッチャーだと思うけれど、負けないようにいけた」と心身ともに準備は怠らなかった。
その左足の影響か、守備では本来の体を張るプレーが影を潜めていた。2回に7番アンダーソンの一塁線への打球をそらし「自分のミスです」と反省(記録は三塁打)。続く橋本の一ゴロを本塁へ悪送球し、2連続の「ミス」で1点を与え、攻守に満点とはいかなかった。
それでも、今後もこの男のバットが、反攻の原動力となることは間違いない。4回の一打も得点につながった。
「大事な試合で勝てて良かった」。
今日14日からは前半戦最後の3連戦。痛みはまだ完全にひかないかもしれない。ただ、主砲が勝利を追求する姿は変わらない。【松本航】



