<オリックス1-2楽天>◇14日◇京セラドーム大阪
デーブ流の「1人1殺」継投で就任後初連勝だ。楽天大久保博元監督代行(47)が積極的な采配を見せた。7回、わずか2安打と好投を続けていた先発塩見を84球で代えた。オリックス先頭の安達にソロ本塁打を浴びて1点差に迫られると、迷わず球審に投手交代を告げた。「佐藤コーチの手腕だよ。これでいこうと、どんどん言ってくれた」と振り返るが、ズバッと決断した。
定石を最後に破った。右打者ヘルマンを右の福山で仕留めて、1死。左打者糸井に対しては左の金刃が内角をえぐる。一ゴロに抑えて、2死。続いて迎えるのは右打者のペーニャ。普通なら右投手を投入するが、大久保監督代行は違った。送り出したのは左の松井裕。「松井は右打者の方が効果的。右を抑えるのをファームで見ていた。攻め方のパターンも残っている」とあえて、ぶつけた。
采配は的中した。松井裕がわずか1球で応えた。2日にも中継ぎでペーニャから登板し初勝利。21本塁打の強打者だが、相性は悪くない。「先輩方がつないでくれて、何とか抑えようと思った」と前回と同じく、120キロ外角高めのチェンジアップで二飛に仕留めた。1球でホールドもつかむ好救援に、「先発で2球(で降板)はあったんですけど、1球は初めて」と笑った。
流れを相手に渡さない采配で6月27日以来の連勝をつかんだ。大久保監督代行は「連勝だったの?
一戦必勝で行っているから!」と、特別に喜びはしない。最下位からの巻き返しへ、一瞬、一瞬を全力で戦っている。【島根純】



