<ロッテ13-0ソフトバンク>◇16日◇QVCマリン
ロッテの「マリンガン打線」が今季初めて火を吹いた。3回、井口から始まった攻撃が止まらない。9人目の打者、今江が満塁の走者を一掃する三塁打を放つと、福浦とハフマンは1イニング2適時打。鮮やかに本塁打なしで9点を奪った。試合を通じても16安打で今季最多の13得点。伊東勤監督(51)は「前半戦最後の試合で、みんな爆発してくれたね」と喜んだ。
ロッテに息づくつなぎの精神が打たせた。前夜、代打で同点打を放ってから4打席連続適時打となった福浦は「流れがある。チームがつなげてくれてると積極的にいける」と説明した。もともとファウルで粘ってタイミングを合わせていくタイプ。積極打法の集合体が、つなぎの打線=マリンガン打線を復活させた。
新外国人デスパイネが合流する前に、復活させられたことに意義があった。伊東監督は「彼が合流するまでには、立てなおっていたらいいと思う」と、チーム状況の好転を期待していた。新参者にすべてをゆだねるのは酷。楽な気持ちで合流してほしい配慮だった。
まだナインにとってキューバの至宝はなにものでもない。デスパイネの話題も「取ったんだ」「いつくるの?」といった程度。この日の立役者・福浦も「騒いでるから存在は知っているけどね。DHでポジションがかぶったとしても、それはそれ。自分が出た時の準備をしっかりするだけ」と冷静だ。前半戦の最後に見せた爆発。ここにキューバのパワーが加われば、破壊力は底知れない。【竹内智信】




