<フレッシュオールスター:全イ7-6全ウ>◇17日◇長崎

 中日ドラフト1位鈴木翔太投手(19=聖隷クリストファー)が、1回ピシャリの0封で後半の1軍戦力をアピールした。長崎でのフレッシュ球宴で、全ウの6番手で6回から登板。まずはDeNA嶺井を真ん中低め真っすぐで三邪飛に抑えた。続く巨人奥村はストレートで見逃し三振。最後はヤクルト藤井を遊飛に仕留めて3人で片付けると、長崎のファンから大きな拍手を浴びた。

 「緊張感はありましたが持ってるものは出せました。ただ力んだ分、真っすぐが抜けたりしたので公式戦で修正していきたいです」

 2度のフルカウントに苦笑いだったが、そこから厳しいコースで打ち取る投球術は非凡。ドラフト指名時にビデオを見た谷繁監督が「一目ぼれした」ゆえんだ。1軍は故郷浜松での西武戦(6月17日)限定で救援デビュー。だが再び2軍に戻ると欲も芽生えてきた。

 「前半は1軍に上げてもらったけど満足していません。今度は2軍で結果を出して自分の力で行きたい」

 現在借金2で4位のチームは後半戦の巻き返しを期す。だが6連戦が続く8月に安定した先発の頭数は足りない状況で、連投が予想される中継ぎ陣も正念場の時期だ。そんな苦しい台所事情で、鈴木が実力で1軍切符を奪えばまさに救世主。長崎ナイトの1回0封を自信に、さあ進化の夏だ。

 ◆鈴木翔太(すずき・しょうた)1995年(平7)6月16日、静岡・浜松市生まれ。北浜東部中時代は浜松シニア。聖隷クリストファーから昨秋ドラフト1位で入団。6月17日、地元浜松での西武戦でデビュー。8回からの1イニングを1安打1失点、2奪三振。2軍では11試合1勝3敗、防御率4・50。183センチ、74キロ。右投げ右打ち。