<オールスターゲーム:全セ6-12全パ>◇第2戦◇19日◇甲子園

 全パのオリックス・ウィリー・モー・ペーニャ外野手(32)が、藤浪と大谷との対決に割って入った。1点を先制した1回2死一、二塁。藤浪の初球を狙っていた。やや内角寄りの153キロのストレートを振り切った。打った瞬間にそれと分かる豪快な一撃は、瞬く間にレフトスタンド上段へと飛び込む、特大の3ラン。打たれた藤浪が笑うしかないほどの、完璧な1発だった。「真っすぐを狙っていた。しっかりとらえられたね。球宴を楽しめたし、ファンにも楽しんでもらえたと思う」と喜んだ。

 この日は、試合前のホームラン競争のメンバーに選ばれていたが、腰の状態を考慮して、出場を辞退した。故障しているわけではないが「不安がある中で無理をしたくなかった。後半戦をしっかりいい状態で戦いたいから」と大事をとったものだった。だが、本番になれば本当に腰に問題があったのか?

 と思わせるような豪快なバッティングを披露した。

 チームは前半戦を首位ターンした。個人タイトル争いでも、本塁打部門でリーグトップをひた走る。MVPこそソフトバンク柳田に譲ったが、敢闘選手賞を受賞。後半戦も手ごわい相手だと、ライバルのソフトバンクほかの選手たちにあらためて示した。

 4回には遊撃への内野安打で3打数2安打3打点。授賞式では、球団名を昨季まで所属していたソフトバンクと間違えてアナウンスされるハプニングもあったが、豪快な1発で「オリックスのペーニャ」を、ファンにも強烈に印象づけた。【高垣誠】