西武は21日、BCリーグ・信濃の小林宏之投手(36)を獲得することで球団間が合意したと発表した。小林は10年までロッテでプレーし、同年オフに阪神へFA移籍。移籍2年目の12年シーズン後に戦力外通告を受け、13年1月にエンゼルスとマイナー契約を結んだが3月に解雇された。同8月からはBCリーグの群馬に入団。今季は同リーグの信濃で投手コーチ兼任でプレーし、ここまで26試合に登板し2勝1敗1セーブ、防御率1・26だった。

 加入後は中継ぎとしての働きを期待している。セットアッパーの増田が軽い右肘の炎症で2軍調整中。先発の野上を中継ぎに配置転換するなどブルペンの整備が必要だった。鈴木本部長は「肘の位置もかなり良くなっている。いいモチベーションで来てくれると思う」。田辺監督代行も「ぜひ、力になってほしいね。うちの弱い部分に当てはまる働きをしてほしい」と、ベテラン右腕に期待を寄せた。