<広島4-3中日>◇10日◇マツダスタジアム
広島は「勝利の方程式」が計算通りにはまった。1点リードの9回、キャム・ミコライオ投手(30)が雪辱のマウンドへ。先頭の代打小笠原に左翼頭上への大飛球を浴びたが、天谷がフェンスに激突しながら好捕。後続の2人を凡打に仕留め、今季22セーブ目。「悪いことが起きても、その日の晩には忘れて、切り替えるんだ」。前日9日中日戦は9回に1点リードを守れず、ここ2戦で1回2/3を4失点。そんな負のイメージを引きずらないから守護神が務まる。
7回に登板した中田廉投手(24)も悪夢を吹き飛ばした。7日DeNA戦は1回2/3を5失点で逆転負けを許していた。「打てるものなら打ってみろ、という気持ちで腕を振った」。チーム最多57試合目は2奪三振で3人斬り。8回は中崎翔太投手(22)が3者凡退で5戦連続無失点を記録した。
1点差に迫られた7回以降の3イニングで1人の走者も許さず、3人でお立ち台へ。中崎が「(中田)廉さんと僕は2人でひとつ」と力を込めれば、ミコライオがすかさず「どこまで仲がいいのか知らないけど、僕も入れてくれるとうれしい」とニヤリ。2連勝で貯金を2ケタに戻し、巨人との3ゲーム差をキープで、連夜の優勝マジック再点灯阻止。固い絆で結ばれたトリオが本来の姿に戻り、G追走態勢が整った。【佐井陽介】



