今季国内FA権を取得した中日山井大介投手(36)が球団と残留交渉を行っていたことが15日、分かった。9日の秋季練習初日に、ナゴヤ球場施設内で落合GMと極秘裏に会談した。今季最多勝と最高勝率の2冠に輝いたことも踏まえ、推定年俸6000万円からの大幅増と複数年契約を提示された模様だ。関係者によると山井は「じっくり考えさせていただきます」と態度を保留、権利行使を含めて熟考する構えだ。

 山井には阪神などが興味を示しているが、西山球団代表は「来年も必要な戦力」と引き留め方針を明言していた。山井はこの日から岩瀬や吉見らと鳥取のジム「ワールドウィング」で自主トレを開始。来季へ本格的に動きだした。