腰を痛めて日本シリーズのベンチ入りを外れていた阪神新井貴浩内野手(37)は27日、新幹線で福岡入りした。25日の守備練習で痛めてリタイアし、前日26日も姿を現さなかった。この日は、ゆっくりとした歩調だったが「自分としては(試合に)行くつもり。初めてだからね。機会があれば思い切ってやりたい」と意気込んだ。

 治療を行い、回復に専念した。黒田ヘッドコーチは「振るのは問題ないけど、全力疾走できるかどうか」と説明していた。今日28日の練習でプレーできる状況か確認する。当初は敵地3連戦での指名打者筆頭候補だったが、先発出場は現実的に厳しい状況だ。新井貴は「まずは自分の状態に戻すこと」と言う。回復に努め、プロ16年目での日本シリーズ初出場を目指す。