<2014SUZUKI日米野球:日本代表2-0MLB>◇第1戦◇12日◇京セラドーム大阪
日本のヒットメーカー山田哲人内野手(22=ヤクルト)が初戦から本領を発揮した。4回2死二塁。カウント1-2で、1打席目に空振り三振した、落ちる球が来た。だが、今季に日本人右打者の最多安打新記録となる193安打を放っただけに、動じない。巧みに拾い上げての左前適時打を「追い込まれても粘り強く食らいつくことができた」と納得の表情で振り返った。
3打席目は高め直球を右前打。異なる球種を打ち分けたこの日の2安打に、理想とする打者像が詰まっている。ヤクルトでは05年202安打の青木(現ロイヤルズFA)の後継者に、との願いから背番号「23」を引き継ぐ。「『青木さんの次や』って自分でプレッシャーをかけた。これをつけたからには頑張らないとって」。
大リーグに興味はないが青木は凝視する。「どの球でも安打を打って苦手なコースがない」との青木像がいつしか求める打者像になった。今季からは青木も指導した杉村打撃コーチと試合前に11種類のトス打撃を実施。磨いてきた対応力をメジャー相手に発揮し、テレビ中継のゲストだった青木を「うまく拾いましたね」と、うならせた。
本職でない一塁守備も、最後は一直を好捕するなど無難にこなした。「名前を覚えてもらうチャンスですね」と意気込んでいた侍ジャパンの背番号23が、大舞台で存在感を示した。



